廃墟のショッピングモールもパビリオン?『ユニバーサル・ランゲージ』本編映像が到着!2週連続入場者プレゼントの配布も決定!

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8月26日(火)

カンヌ国際映画祭の映画作家の発掘と支援を目的とした部門・監督週間において、史上初めて最高賞となる観客賞を受賞した作品『ユニバーサル・ランゲージ』より、本編映像と入場者プレゼント情報が解禁された。

本作は、架空のカナダ・ウィニペグを舞台に、ちょっとズレた人々が織りなす、すれ違いのファンタジー。監督は、「この映画の主要なテーマの一つは“人に優しくすること”」と語っており、言語や文化、さらには自分と他人との境界も曖昧になって混沌とする町で起きる日常の風景が切り取られている。切れ味のあるユーモアセンスと、アッバス・キアロスタミやジャック・タチなどの巨匠たちに強く影響を受けたテイストを感じ取れる作品となっている。


入場者プレゼントの気になるアイテムだが、8月29日(金)~9月4日(木)は、「一緒にメガネを見つけて!ポストカード」という間違い探しの要素を盛り込んだ、スペシャルアイテム。9月5日(金)~9月11日(木)は、絵本作家のヨシタケシンスケ氏が描くイラストを全面に写した、「ヨシタケシンスケ イメージイラストポストカード」が用意されている。

舞台となる“もしもの世界”のカナダ・ウィニペグは、ちょっとヘンテコな人たちばかりで、街の様相も少し変!入場者プレゼントの、「一緒にメガネを見つけて!ポストカード」で描かれるイラストは、カナダ・ウィニペグの商店街が切り取られている。

同級生のメガネを購入するために、街を探索する主人公のネギン&ナズゴル姉妹のほか、ピンクの耳当てが目印で、廃墟を観光スポットとして紹介する奇妙なツアーガイド・マスードや、仕事に嫌気が差して自暴自棄になったマシューも登場する。さらには、街のシンボルとも言うべき七面鳥が散歩していたり、90年代スキーウェアに身を包む販売員、クリスマスツリーの飾りの行商人も登場しながらも、おしゃれなイラストで心を鷲掴まれる。なお本イラストは、ウラケン・ボルボックスがイラスト化を手掛けており、赤、青、緑、黄、紫の5つのメガネが隠されている。間違い探しの要素も盛り込まれているが、少し難易度が高めに設定されている。

また9月5日(金)~9月11日(木)は、絵本『りんごかもしれない』などで知られる、絵本作家のヨシタケシンスケが描いたイラストをプリントした「ヨシタケシンスケ イメージイラストポストカード」が配布される。

同級生のメガネを買うために奮闘する主人公のネギンと姉のナズゴル姉妹が可愛らしく描かれており、メガネを無くした同級生のオミッドや、廃墟を観光スポットとして紹介するツアーガイド・マスードや、仕事に嫌気が差して自暴自棄になったマシューといった不思議なキャラクターたちが勢揃い!「おかしくて気まずくてあたたかいたたずまい。」というメッセージが添えられた、本作の為に執筆された一枚となる。


そんな少しヘンテコな世界観が感じ取れる、本編映像も到着。廃墟を観光スポットとして紹介するツアーガイド・マスードが、街のスポットを紹介するのだが、今回案内されたスポットは、なんと廃墟のショッピングモールだった!?

『ユニバーサル・ランゲージ』本編映像

映像冒頭から政治家らしきおじさんを写した看板をドアップで映しながら、横スクロールのカメラワークで映像が進んでいく。ショッピングモールでは、トランペットらしき音色で奏でられたBGMが流れており、看板には「ショッピングモールで地域活性化」というコピーが躍っているが、廃墟なので閑古鳥が鳴いている。続くシーンでは、ショッピングモールを訪れている物珍しい人物を捉えていくのだが、無人マッサージ機で身体をほぐすおじさんを映して、のんびりな構図を演出している。続けてツアー客を引き連れたマスードが、ショッピングモールの入り口に掲げられた針のない時計を見て、「あれは、時を忘れるためです」と解説していきながら、ショッピングモールの見所を独特に紐解いていく。“架空の街のすべてがパビリオン”という事が感じとれる、シュールさ全開な本編シーンとなっている。

8月29日(金)シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開

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作品紹介

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